約1年半から2年にわたる手続き
「こんな莫大な借金を抱えた人間が、法律事務所なんて高尚な場所に行っていいのか」。 借金4000万円という現実を背負っていた頃、僕は毎日そう自問自答していました。「門前払いされたらどうしよう」「怒られるのではないか」。その恐怖心から、事務所へ向かう足は鉛のように重く、打ち合わせ初日は震えるほどでした。
しかし、結果として約1年半から2年にわたる手続きを乗り越えられたのは、あの時、勇気を出して弁護士という「パートナー」と手を取り合ったからです。今日は、僕が経験した弁護士との打ち合わせのリアルと、その扉の向こう側にあった「救い」についてお話しします。
「怖い場所」から「信頼できる場所」へ変わるプロセス
弁護士との打ち合わせは、全部で5〜6回でした。 最初は「自分を裁く場所」だと思っていましたが、打ち合わせを重ねるうちに、その認識は「自分の人生を整理し、未来を設計する場所」へと変わっていきました。
先生は、僕の惨めな過去や借金の額を責めることは一度もありませんでした。毎回、淡々と、しかし力強く進捗を説明してくれる。その姿に、僕は少しずつ「自分一人で抱えていた地獄」から解放され、この先生に任せれば大丈夫だ、と心から信頼を寄せるようになりました。
隠し事をしないことが、最大の「近道」
打ち合わせで僕が唯一決めていたルールは、「絶対に隠し事をしない」ことでした。 通帳、ローン書類、登記謄本。すべてをさらけ出すのは恥ずかしく、怖かったです。しかし、後から「実はこんな書類もあって…」と事態が複雑化する方が、はるかに恐ろしいと知っていました。
すべてを正直に預けたことで、先生は僕の状況を誰よりも正確に把握し、最短で最善の道筋を示してくれました。弁護士は僕の「味方」です。味方には、すべてを正直に話すのが、解決への一番の近道でした。
不安を消し去ってくれた「先生の言葉」
「この借金額でも、本当に自己破産できますか?」 当時の僕は、不安で眠れない夜に何度も同じ質問を繰り返しました。しかし、先生は毎回、淡々と「大丈夫ですよ」と答えてくれました。 4000万円という異次元の数字を前に、僕が唯一すがれたのは、その先生の「確信に満ちた言葉」でした。その言葉が、僕にとって何よりも大きな心の支えとなり、手続きを最後まで走り抜ける原動力となったのです。
結論|一人で悩むより、プロと歩む方がずっと楽
自己破産の手続きには時間も費用もかかりました。しかし、今振り返って確信を持って言えます。 一人で悩み続けるよりも、専門家に任せた方が人生はずっと楽になります。
「人生が終わる」と思っていた自己破産は、実際には人生を立て直すための「整理」でした。もし今、借金の出口が見えずに不安で夜も眠れないなら、どうか一度だけ専門家に話を聞いてみてください。その一歩が、何年にもわたる地獄の日々に、終わりを告げるきっかけになるはずです。
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