借金はこうして増えていった。カードでパンパンの財布の異常さに気づけなかった僕の末路

ネットで申し込めばすぐに審査が通る

「ほんの少し、遊びのお金が足りないだけ」。 そう言って最初にカードローンを契約したあの日、まさかそれが4000万円という出口のない地獄の入り口だとは夢にも思いませんでした。

当時は、ネットで申し込めばすぐに審査が通り、後日カードが届いてATMで現金が引き出せる――。そんな便利な世の中の仕組みが、僕の「金銭感覚」というブレーキを完全に壊してしまいました。今日は、気がつけば財布がパンパンになるまでカードで埋め尽くされ、自分の人生が泥沼に沈んでいくことにすら気づけなかった、当時の「思考停止」のプロセスを告白します。


「便利さ」という名の麻痺

カードローンや消費者金融の仕組みは、実に巧妙です。一度手に入れてしまうと、ATMは「自分のお金」を引き出す場所ではなく、「借りられるお金」を確認する場所に変わります。

最初は罪悪感があったはずの借金も、カードを使う回数が増えるにつれ、そのハードルはどんどん下がっていきました。財布の中のカードが増えれば増えるほど、僕は「お金を借りている」という感覚から切り離され、単なる数字の遊びの中に生きているような、不思議な「麻痺」に包まれていったのです。

「ロクデナシ」だと気づいた時には、もう遅かった

財布が金融会社のカードで溢れかえったとき、ようやく僕は自分の異常さに気づきました。しかし、その時すでに自転車操業は極限に達しており、自分の意思で止めることは不可能でした。

自分を「ロクデナシ」だと軽蔑しながらも、またATMへと向かう。あの時の自分は、理性を失い、ただ借金の回転数を維持することだけに執着する、一人の哀れな「機能」になっていました。もし今、財布の中に使っていないカードが何枚も入っているなら、どうか立ち止まってください。それは未来のあなたを縛り付ける鎖です。

なぜ、自分一人では「気づけない」のか

借金の怖さは、それが「少しずつ」増えていくことにあります。自分では正常だと思っているうちに、客観的な視点を完全に失ってしまうのです。だからこそ、早急に「第三者の目」を取り入れることが、泥沼から抜け出す唯一の解決策になります。


結論|財布の中身を整理することは、人生を整理すること

僕は自己破産という選択をし、すべてを失うことで、ようやくその麻痺から目覚めることができました。 あの頃、僕の財布をパンパンにしていたのは、お金ではなく「現実から目を背けるための言い訳」でした。

もし今、あなたが同じように感覚が麻痺し始めているなら、まずは専門家に今の状況を話してみてください。誰かに話すという行為が、麻痺した感覚を正常なものへと戻すための唯一の治療薬になります。


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