無人契約機へ小走りで駆け込んだあの日の恥じらい。借金4,000万円を抱えた僕が「正気」を失うまでの記録

誰もいないことを確認して、僕は駆け込んだ

借金総額、約4,000万円。 当時の僕にとって、消費者金融の無人契約機は「自分とは無縁の世界」であるはずでした。しかし、返済に追われ、生活が崩壊していく中で、気づけば僕はその建物の前に立っていました。

周囲を何度も見渡し、誰もいないことを確認して、小走りで扉の中へ滑り込んだあの日。今振り返ると滑稽で情けない光景ですが、当時の僕にはそれが「生き延びるための唯一の選択肢」に見えていたのです。


正常な判断力を奪う「借金の麻痺」

借金が膨らむと、人間の思考は恐ろしいほど歪みます。本来なら「借金を減らす」ことを考えるはずなのに、当時の僕の頭にあったのは「あと少しだけ借りられれば、今月を乗り切れる」という、出口のない自転車操業の計算だけでした。

「何とか今日さえ凌げれば」――。 そうやって未来の自分からお金を前借りし続ける日々は、もはや生活ではなく、自分という人間を削り取る儀式のようなものでした。


恥ずかしさよりも強かった「絶望」

無人契約機の前に立った時、何度も帰りたくなりました。会社の人や知人に見られたらどうしよう、という恐怖。自分が惨めだという恥ずかしさ。

しかし、その感情を圧倒的に上回ったのは「今日を乗り切らなければならない」という切迫感でした。あの時の僕は、借金のために自分のプライドや理性さえも売り飛ばしていたのです。あの場所に入った時の独特の冷たい空気と、心臓の鼓動の速さは、今でも忘れられません。


必要なのは「新たな借入」ではなく「相談」という勇気

今なら当時の僕に、声を大にして言いたいことがあります。 「その小走りの先にあるのは、解決ではなく、地獄の延長だ」と。

当時の僕に本当に必要だったのは、新しい借入先でも、計算機を叩き続ける時間でもありませんでした。自分の惨めさをさらけ出し、誰かに「助けてほしい」と伝える、あの「相談という勇気」でした。


まとめ|その一歩を、ストップさせてほしい

今、この記事を読みながら無人契約機への足取りを考えているあなたへ。

その「今日を乗り切りたい」という気持ちが、どれほど自分を追い詰めるのか、僕は身を持って知っています。今、あなたが踏み出そうとしているのは解決への道ではありません。泥沼の深みに沈む道です。

恥ずかしさや恐怖を感じるのは、あなたがまだ人間として正常だからです。どうか、新しい借金を探す前に、一度だけ専門家へ相談してみてください。僕は、あの日弁護士のドアを叩いたことで、ようやく泥沼から這い上がることができました。


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